2012年度 InterRidge-Japan 連絡会 議事メモ


日時 2012年5月22日(火) 12:30-13:30

場所 幕張メッセ 101B

出席者 別添


1.      報告事項

1.1.     2011年度活動概要(沖野)

・ 2011/5/22 幕張メッセにて2011年度国内連絡会を実施した。出席者22名。

・ 2011/11/1-2 大気海洋研共同利用シンポ「InterRidge-Japan研究集会:海底拡大系の総合研究」を開催した。初日は一般講演、2日目は1-0年間の国内海嶺研究活動のレビュー講演。講演数23、参加者数初日56名、2日目56名。

・ 2011/10/13-14 InterRidge Steering Committee(中国、杭州)へ委員を派遣。砂村、島(熊谷代理)が出席。

・ 2011/11/4-6 Workshop on Ocean Mantle Dynamics: From spreading center to subduction zoneを東大大気海洋研(柏)にて開催。InterRidge Mantle Imaging WG主催、GeoPRISM, 大気海洋研共同利用、東大海洋アライアンス等の支援を受けて、久しぶりに国内で固体系の国際ワークショップを実施。ワークショップに先駆けて幌満オフィオライトの巡検を実施。

・ 中央海嶺・熱水関連航海は、インド洋よこすか航海が震災の影響で中止となったため、沖縄トラフ・マリアナ・伊豆弧で9航海。沖縄トラフにてBMS掘削を実施(大河)。

1.2.     会計報告(沖野)

・ 連絡会開催時の寄付収入等、現資産29,061円。

・ 2011年のInterRidge分担金はJAMSTECから12,500米ドル、科研費「海底下の大河」から12,500米ドル支払った。

1.3.     国際情勢(砂村、熊谷)

·          3rd decadeの会合がAGUに先だってサンフランシスコで開催され、次期10年の科学目標が議論された。10年科学計画の案が現在公表されているので、関連項目について目を通して必要ならコメントすること。

·          次期オフィスの募集を行っており、現在は中国(chair J. Chen)のみ立候補しており、中国になる公算大。

²   この2点+探鉱申請情勢が6月StCOMでの主要議題となる見通し。

·          各国の活動報告、現在5つ(Hydrothermal energy transfer, Long-Range exploration, Mantle imaging, Seafloor mineralization, Vent ecology)ある IRワーキンググループ活動報告と、提案中のワーキンググループ(南部大西洋海嶺、バックアーク、detachment断層、南極海例)について紹介された。

·          航海支援予算に余裕があるので学生の派遣、招聘等に利用すること。また、学生ポスドク用の海外派遣用フェローにも空きがあることがあるので、メンバーに周知し、利用すること。

2.      審議事項

2.1.     2013年度以降の分担金

·          大河終了後には分担金をまとめて払える見込みは当面ない。また、JAMSTECの支援も約束されているわけではない。

·          まとまった資金源がない場合、継続的に払うことができそうな額はおそらく年間100万程度(10万程度なら各機関捻出できるか)。

·          3rd decadeの開始にあたり、会員の定義や分担金のありかたについて再検討する必要あり。各国ともNational Projectはなくなっている。次期Steering Committeeで議論することを日本として要求する。現在は国際オフィスの人件費が突出しているので、オフィスやコーディネータのあり方も含めて全体の予算を見直すことと同時に、実際に継続的に貢献できる金額をあわせて検討する。

2.2.     StCOM委員

·          熊谷さんの任期が2012年までなので、次期委員をJAMSTEC内で秋頃までに検討する。

·          固体系が望ましいが、場合によっては砂村さんの後任や任期とあわせて広く考える。

3.      その他情報交換等

·          MarVeLワークショップについて報告があった(渡部)

·          9月のモーリシャスのワークショップの締め切りが5月末日。川口さん参加予定。固体系も誰かいったほうがよいので要調整。

·          IRJウェブ掲載用に昨年度の航海報告、ワークショップ参加報告を沖野まで送ること。

·          今年度は大河の集会と重なることが予想されるため、InterRidge-Japanとしての研究集会はなし。


出席者 29名

砂村倫成

熊谷英憲

浦辺徹郎

石橋純一郎

佐藤利典

高橋稔

阿部なつ江

小島茂明

三好陽子

仙田量子

松野哲男

小牧加奈絵

渡部浩美

川口慎介

山本啓之

足立佳子

宮下純夫

佐藤太一

山中寿朗

木下正高

吉河秀郎

富士原敏也

鈴木勝彦

島伸和

益田晴恵

佐藤暢

野木義史

中村光一

沖野郷子