InterRidge-Japan連絡会 議事メモ

2006年5月14日 12:30-13:30 幕張メッセ

出席者 40名弱

1.予算の状況 (島、浦辺)

・科研費は不採択

基盤A国際「日本が主導する中央海嶺系研究のグローバルな展開」(代表者 島)

基盤C企画調査「海底下の地下生物圏の進化と伝播を規定する地球化学的要因に関する研究」(代表者 浦辺)

ともに残念ながら不採択。状況は厳しい。

・メンバーシップ

これまでprincipal member=分担金は25000ドルだったが、科研費なしでは分担金の負担が難しいので、associate member=分担金65000ドルになるという選択を考えている旨オフィスに連絡。ただし、計画当初からprincipal memberであった日本が抜けるのはInterRidgeとしても望ましくない、との意見もあがっている。次回steering committeeで状況報告と議論の予定。

ー連絡会後、複数機関でシェアする、多少分担金を負けて減額してもらう(過去にフランスが分担金の値上げに対応した予算を獲得できなかったときに例がある)等の話が出てきたため、現在検討が進行中。

2. 国際関係 (島)

・ドイツのオフィスは今年末まで。次期オフィスとしてWHOI(J. Lin&C.German)が手を挙げている。コーディネータのKatjaは急に就職が決まったため退職。かわりにValerie Eppleが着任。

・Code of Conduct: 熱水系の保全のための行動規範の紹介

・Oceanography: 雑誌「Oceanography」にRidge Studiesの特集号を予定。原稿締め切り8月、来年初めに刊行の予定で、既に執筆依頼が行われているが、出版費用がまだ不足。

・今年の国際集会はふたつ。

Mission Moho (IODP, R2Kと共催) 9/6-9/9 Portland, USA

Polar Ridges Meeting   9/20-22 Sestri Levant, Italy

どちらもpre-registrationは終了しているが、まだ参加可能と思われる。

・国際WGの日本メンバーは以下のように(多少昨年から変更)次回steering committeeで提案予定

・Ultraslow Spreading Ridges 沖野

・Hotspot-ridge interactions 島、中西

・Back-arc spreading systems/ Back-arc basins 岡村、山中、富士原

・Mid-ocean ridge ecosystems 高井、鈴木庸平

・Monitoring and observatories 満沢

・Deep earth sampling 小原、海野、阿部

・Biogeochemical interactions at deep-sea vents 高井、石橋

・Global exploration 熊谷、野木

斜体字が新規(会議の後2名立候補)

3. Mission Moho Workshopに向けて(阿部、巽)

・InterRidge-IODPほか共催のMission Mohoのワークショップが9月にPortlandで開催。阿部、荒井がSteering Committee委員, 会議のチェアはD. Christie.とB. Ildefonse。

・InterRidgeのDeep Earth Sampling WGと連携。

・日本からの参加予定、現在30数名。

・7月ごろに国内ワークショップを開催、その英文報告・提言書を9月の国際ワークショップに持ち込む。

・IFREEはタスクフォースのひとつとして推進

4. 国内

・今年度の航海は

白鳳丸中央インド洋海嶺(玉木、AUV/CTD/Dredge/Mapping)

かいれいマリアナ(島、OBEM回収)

かいれいマリアナ(益田)

よこすかマヌス・北フィジー(鈴木)

・国内集会

海洋研共同利用、11月末に1日半、InterRidge全般、大学院生の発表を歓迎

Mission Moho国内、7月はじめ、詳細未定

・航海リスト、集会情報、航海報告、出張報告はウェブに掲載するので まで

・当面、国内の世話役(事務局)は島、石橋、沖野で行う。