InterRidge Steering Committee meeting

神戸大学 島伸和

重要そうな情報だけ書きます.レポートは公開されます.去年のSteering Committee meetingの議事録を若干の修正を加えて了承.修正前の分は、

http://195.37.14.189/public_html/ORGANIZATION/Steering_Committee/Steering_Committee_Reports.html

で公開されています)

・熱水系でのサンプリングや調査に関するCode of Conduct(行動規範)をInterRidgeが中心になって対応することで承認.具体的な案がChairから提示されたが、Mid-Ocean Ridge Ecosystems Working Group

http://195.37.14.189/public_html/SCIENCE/CurrentWG/wgmorecosystems.html

で詰めて議論することになった.日本からメンバー以外で意見を聞ける人として産総研の丸山さんを紹介した(帰国後本人の了承を得た.一度オーソライズされると、そのうち一般化される可能性があるので、意見をお持ちで議論するメンバーに入りたい場合は、私の方からWG Chairに紹介するようにしますので連絡をください.間接的でいいという人は、丸山さんにいえばいいと思います).原案を5〜6月頃までに提示し、Steering Committeeで承認して、WEBを通じて6週間の意見を聞く期間を設け、それで固まった案をScientists側の方針と位置づけて関係する機関にChairが働きかける.

・国別レポートで気を引いたことは、中国の研究船が初めて海嶺調査を今年度実施(船は世界1周する).

・イギリスが、調査船Charles Darwinを更新し、James Cookとなる(2006年7月頃)コンテナベースの研究室.14-16knotsの船速.

・USのRIDGE2000関連の報告

・RIDGE2000とIODP合同のworkshopの提案がすでに了承されていて、2006年春に東海岸?で予定.

・RIDGE2000、US Polar Programs、InterRIDGE workshop on slow spreading/artic ridgesの提案も了承されて、2006年の早い時期に予定.

・Ridge 2000 Theoretical Institute Likely in late summer/fall 2006 in Hawaii: Using modeling to advance our understanding of the linkages from Mantle to Microbe at deep sea spreading centersがpre-proposal が承認.

o RIDGE2000の大きな会議を企画中(今年11月たぶんカナダのバンクーバーで.日本やカナダからの参加を促したい.

oDonna Blackman がRIDGE2000のChairに選ばれ、事務局が10月にスクリップスに移動.

・InterRIDGEとIODPの連携は、Deep Earth Sampling Working Group

http://195.37.14.189/public_html/SCIENCE/CurrentWG/wgdeepearth1.html

が中心になって推進中.Working Groupのなかで、連携を強めるフェーズに入っているのか、もっとも活発な印象を受けた.日本からも4名の委員がでているので、委員を通じて積極的発言されたらと思う.上のWEBのページあるレポートに詳しく書かれていますが、Proposal for a USSSP - InterRidge - Ridge2000 Joint Workshop "Evolution of Oceanic Lithosphere"を企画中.日本の掘削船"ちきゅう"が掘削できる最大水深が2500mなので中央海嶺がよい掘削ターゲットになること、したがって今まで掘削に関係のない海嶺関係の研究者にIODPに関心を持ってもらいたいとの意向が働いている.

・Brazil workshop 2007を推進することで承認.テーマは、南アメリカ周辺の海嶺研究.

・教育普及活動についての取り組みでいくつかのビデオを作っているという紹介があった.日本でアーキアン計画の普及活動用のビデオを作ってWEBでも公開していることを紹介した.(私の帰国後、教育普及活動CoordinatorがWEBの映像をみて是非活用したいと提案してきた.浦辺さんと相談の後対応する予定).

・principalメンバー(日本を含む)の分担金値上げ問題(20000ドル→25000ドル)が承認.フランスだけは、すでに予算化されているので前年度どおり20000ドルに押さえて欲しいという希望がでて了承.associateメンバーも値上げの話がでましたが、しきいを高くするのはよくないという意見もあり、3段階のレベルを検討するということになりその文案の作成をofficeに一任.

・InterRidgeのWorkshopの援助やStudent Awardsについては、開催側の状態応じて柔軟に対応(支給上限は従来どおり).

・メールリストや住所録に古い分が結構あるので、National Correspondentsを通じて対応.航海予定も、National Correspondentsがまとめて、officeに連絡しそれを、Coordinatorがデータベース化する.

・ドイツの次のofficeは次の時までに候補をつのる.principalメンバーが一巡したので、最初に戻るという考えと、カナダ、韓国、中国(principalメンバーにもなって)の可能性も考えるといいのではとの話がでた.