日本地球惑星科学連合メールニュース  7月号 No.279 2016/07/12
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└■ 1.巻頭言
公益社団法人日本地球惑星科学連合 会長 川幡穂高

7月に入り,蒸し暑い日が多くなってきました.向こう3ヶ月の天気予報によれば,今年は平均気温が高めであるとの予想です.フィールド調査などの際には,お気をつけ下さい.
今期の事業の中でも,2017年5月のAGU(American Geophysical Union, 米国地球物理学連合)との共同大会は大きな柱です. 2016年大会では,AGUとの共同セッションを開催し,その数は48件に達し,海外からの参加者も増加
しました.来年度は,海外からの研究者はさらに増加すると予測されます.毎年継続的に連合大会の運営の改善に努めてきましたが,より一層の高度な大会運営が期待されます.そのため,JpGUの事務局も,国際学会やシンポジウムの運営を見学し,今後に活かしてまいります.
2016年6月には, JpGUと共催で日本地球化学会が,米国地球化学会と共同でホストとなって,横浜国際会議場(パシフィコ横浜)にて6日間の大会を開催しました.当初の予定を大幅に上回る3700余人が集いましたが,海外研究者が4分の3以上と多数を占めました.科学セッション,会議場の施設,大会運営,会議場周辺の魅力も相まって,参加者のアンケート調査によると満足度は非常に高かったそうです.特に,ポスター会場では,奥の方まで人が入る趣向が目をひきました.JpGUの会員の皆様にも,ポスター発表への意欲が高まるような工夫を考えたいと思います.今後,サンフランシスコでのAGU Fall Meeting においても調査を行い,来年のAGUとの共同大会に向けてさらなる品質向上を図りたいと考えます.