松崎 賢史 【助教】専門:微古生物学・古海洋学・古環境学

研究


放散虫は、世界中の海の表層から深層水に生息する珪質の殻を持つ微生物です。その化石は、過去の環境・生態について重要な情報を提供するポテンシャルを持つ古環境指標のひとつです。
私は、現生放散虫の生態を研究することから放散虫各種の生態を解明しその化石を適切な古環境指標としての確立することを目指しています。さらに、その知識を応用して地質時代(主に新生代)の地球の気候変動と海洋生態系の応答を解明する事にも取り組んでいます。地質時代の古海洋学研究を扱う際には絶滅種も考慮する必要があるので、絶滅種の古生態の解明も目指しています。主な研究対象は、プランクトンネットで採取した試料、セジメントトラップ試料、表層堆積物試料、海洋掘削コア試料などがあります。



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