概要計画MOWALL-CIRMOWALL-BAB(SB/PVB)MOWALL-SS(Vulcan)成果MembersLink

科研費基盤(B) MOWALL-II 採択されました! 仕切り直して参りましょう.   

 

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2019-2020年の白鳳丸世界一周航海で白鳳丸サンドイッチ弧の調査レグ(KH-19-6)に参加し,バルカン・トランスフォーム断層をターゲットに短い調査ながら,地球物理測線と岩石採取5点のデータを得ることができました.一方,2020年度秋には,メインの調査である中央インド洋海嶺マリーセレスト・トランスフォーム断層の調査(KH-20-5)を準備していましたが,COVIC-19感染拡大による外航の全面停止措置を受け,航海はキャンセルとなりました.天災同様の扱いで,延期等の措置はありません.2020年度はじめに予定されていたMOWALL-SB(YK20-18S)は,11月にリスケジュールされ実施.2021年度はYK21-06SでMOWALL-Sb(YK21-06S)で海盆拡大初期のOCCを対象に2潜航が実施されています.CIR調査が中止となったことて,当初の計画の大幅見直しが必要になり,2020.12のVirtual online cruiseでの議論を経て,MOWALL-CIRの再挑戦を決めました.

MOWALL科研費 基盤研究(B) 「MOWALL-II:海洋地殻生産プロセスの時間変動の要因はマントル不均質か?」 (2022-2026) , 最終年度前年度申請として応募しました.応募時(2021.10)の計画線表は以下の通りです.

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以下はコロナ前(2020はじめ)の計画です--------------------------------------------------------------

MOWALL科研費 基盤研究(B) 「MOWALL:トランスフォーム断層で海洋地殻生産プロセスの時空間変動を追う」 (2018-2022) が採択されました.

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2018年度にフィリピン海パレスベラ海盆(MOWALL-PVB)をターゲットによこすかーしんかい6Kに応募し,採択されましたが,荒天のため当初海域に到達できず,四国海盆の海洋コアコンプレックスの調査に切り替えました. 四国海盆OCCは同年に行われた白鳳丸航海,2019年度のよこすか−6K航海に引き継がれ,さらに2020年度よこすか航海も採択され,MOWALL-SBとなっています.また,2019-2020年の白鳳丸世界一周航海で南西インド洋海嶺のトランスフォーム断層を調査する計画は,白鳳丸サンドイッチ弧の調査レグに参加し,サウスサンドイッチ・トランスフォーム断層をターゲットにすることに決定しました.2020年度には,メインの調査である中央インド洋海嶺マリーセレスト・トランスフォーム断層の調査が実施されます.現在(2019.10)の計画線表は以下の通りです

また,MOWALLが数百万年オーダーの時間変動を対象にすることに加え,より短期の変動(~10万年)とより長期の変動(1000万年以上)を考えた「マルチタイムスケール海洋地殻生産モデルの研究」が国際共同研究強化(B)でモーリシャスとの共同研究の形で採択されました(2019-2022).

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以下は科研費応募時(2017秋)の計画です--------------------------------------------------------------

 MOWALL計画では,短期間に大規模メルト供給量変動が起こっていることが確実な背弧拡大軸パレスベラ海盆(MOWALL-PVB)と,現在に至る長期間の海嶺活動変動を追跡できる中央インド洋海嶺マリーセレストトランスフォーム断層(MOWALL-CIR)での観測・研究を両輪として,海洋性地殻形成の時間変動を明らかにしようとしています.

 MOWALL-PVBのための「よこすか/しんかい6500」の研究航海,MOWALL-CIRのための「白鳳丸」研究航海のプロポーザルを準備し公募に応募しています.また,2018年の本格稼働を目指して,科研費基盤(B)に応募しています.

科研費採択されました (2018-2022)